試作案は大失敗・・・ [=制作ノート]
いただいた資料からイメージを膨らませ、
いよいよ『迷家-マヨイガ-』のゲームをつくるにあたり、
すでに完成している自作(『傾国-KEIKOKU-』『幻影探偵団』)の
仕組みを流用してゲームを作れないかと検討しています。
とはいえ、アニメをご覧になった方なら分かると思いますが、
作品の方向がまったく違うものなので、
複数案アイデアを提出しなければならない場合の控え程度でしたが^^。
次に検討したのが、ストックしていたアイデアの活用です。
ざっくりとですが、どんなゲームなのかまとめてみました。
A案:スゴロク風の鬼ごっこ的なホラーゲーム
プレイヤー同士の駆け引きで動くNPC(ノンプレイヤー)キャラ
少しずつ収束していく盤面。ダイズを使い、運要素を加える。
B案:HN(ハンドルネーム)を当てるゲーム
登場人物が本名ではなくHNで呼び合っていることもあり、
断片的な情報から誰がどのHNなのかを当て合うゲーム。
この段階ではポニーキャニオンには報告せず、
個人的に作ってみたいと考えていたA案のアイデアを採用し、
検討を進めることになります。
ボードを使うと、どうしてもコストが高くなるので、
カードを組み合わせて盤面を作れないか検討しています。
当初はダイスのかわりに、カードに書かれた数字の分だけ移動するシステムで、
共通の敵であるバケモノから逃げつつ情報を集め、
謎の村からの脱出口を探すゲームになっていました。
コマなどは既存のゲームから流用した仮のものです。
『迷家-マヨイガ-』の作品情報を公開できないこともあり、
キャラ名をドリフターズのメンバーに置き換えたものになっています^^。
ところが、実際作ってみると、要素が多すぎてわかりずらく、
ゲームとしても盛り上がりに欠ける内容になってしまいました。
制作者同士のテストプレイ会などに持ち込んだものの評判も悪く、
それでもどうにかおもしろく出来ないかと、
改良を重ねる日々がしばらく続きます。
ダイズを使ったり、要素を減らし手軽なゲームにするなど、
調整を繰り返しますが、どうにも盛り上がりません。
当時のアイデアノートをみると、いろいろな数字やメモがたくさんあります。
今となっては、もう何が何だかわかりませんが、
だいぶ煮詰まっていたことがわかりますね(苦笑
この頃になって、ようやく台本の続きや、主要キャラの設定ラフ画などが届き始めます。
どうにもならない時は、中途半端に粘るより、
別のアイデアを試すほうが近道になることも多いです。
新たな資料が追加されたこともあり、
ここまで作ったゲームですが、思い切って凍結します!!
結果的には大正解でしたが、
このまま企画もダメになるではないかと不安もありました。
次回はある方が書いた記事がきっかけとなり、
まったく別のゲームをつくるまでをまとめたいと思います。
アイデア出しからの再スタートです!!!!!
つづく
2016-08-27 13:54
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