手探りでのスタート [=制作ノート]
アニメを原作に作られたカードゲーム『迷家-マヨイガ-The Lost Village』。
今回から備忘録も兼ねて、制作ノートを公開していきます。
アニメ『迷家-マヨイガ-』はクラウドファンディングや、WOWWOWでの先行放送など、
4月のTV放送に合わせ、おもしろい試みが行われた作品です。
今回のカードゲームも、なにか新しいことを試したいということで、
以前からお付き合いがあり、発売元であるポニーキャニオンからご依頼をいただき、
参加することになりました。
ご縁というのは、大切にしたいですね!
最初の打ち合わせで、
既存のボードゲーム、カードゲームを見ていただき、
最近のボードゲーム業界の賑わいなどを説明していく中で、
ポニーキャニオンからいくつか提案をいただきました。
・アニメを知らなくても遊べるようにしたい
・メインキャラ30人を登場させたい(難しい場合はメインの5〜6人)
・作品の世界観を活かした内容にしたい
・海外の方でも遊べるようにしたい
・メインキャストにプレイしてもらい、ニコ生などで放送したい
・ポニーキャニオンから発売する
これを元にゲームを作っていくのですが、
この作品は漫画や小説のアニメ化ではなく、完全オリジナル作品です。
ご依頼をいただいたのがかなり早い段階で、
まだ企画書やキャラクターのラフ画しかなく、
脚本も準備稿が数話分という状態、当然ストーリーの結末はわかりません。
もらった資料からゲームで使えそうなキーワードを拾いつつ、
イメージを膨らませていくという、手探りでのスタートになりました。
当時のメモをみると、こんなことが書かれています。
・海外ドラマ『LOST』っぽい謎解き脱出もの
・謎のバケモノに追われるが、それは自身のトラウマ
・30人のキャラの中に黒幕がいるっぽい?人狼的か?
・キャラはいくつかのグループに分かれるのか?
・舞台は廃村。ひぐらし風????
・スプラッタ的な残酷描写なし。ざんねんw
・ナイフやエアガンなどのアイテム要素はある
タイムマシンがあれば、過去に戻っていろいろ助言したくなりますね^^。
次回はこの情報を元に、どのようなゲームを作ったのか紹介したいと思います。
つづく
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