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『幻影探偵団』の制作に入るまで [-制作ノート]

これから数回に分けて、『幻影探偵団』の制作ノートを書いていきたいと思います。

完成までに時間がかかったので、どういう切り口で書こうかと悩みましたが、
無理せず思いつくままに書いてみることにしました^^

いろいろ読みにくい部分もあるとは思いますが、しばしおつき合いくださいませ。



今回は、前作『傾国-KEIKOKU-』を発売してから、
『幻影探偵団』の制作に入るまでの出来事をざっくりとまとめてみました。







ゲーム会で遊ぶ日々

『傾国-KEIKOKU-』のテストプレイをしてもらうため、
オープンゲーム会に参加するようになってから、
古典と呼ばれるような名作から、リリースされたばかりの新作まで、
それまで遊んだこともない、たくさんのボードゲームに触れる機会ができました。


なかでも印象に残っているのが『ディヴィナーレ』。

ゲームのルールには、直接関係のないバックグラウンドと、
作り込まれたコンポーネントが見事なボードゲームです。
『幻影探偵団』を作るうえで、最も影響を受けたゲームです。

2012年夏頃〜2013秋までに吸収した要素が、
その後の制作に大きく影響してきます。
やはり作るだけではなく、遊ぶことも重要ですね^^


『傾国-KEIKOKU-』初版の出展後から、
次回作は、しっかりとした世界観を持たせた推理ゲームを作ろうと、
アイデア出しを続けていましたが、気がつけば、
かなり大掛かりな仕掛けが必要なゲームになっていました。

当時はまだ、重ゲーと呼ばれるような長時間ゲームのプレイ経験もなく、
作ったものといえば、2人用の短時間ゲームをひとつだけ・・・。
結局、作り上げるスキルが足りず、
新しいゲームとして、まとめあげることができませんでした。


IMG_4703.JPG

2013年春。
『傾国-KEIKOKU-』第2版の追加ルール『傾国宮の殺人』として、
アイデアを部分的に採用したものの、長期間放置することになります。

『傾国宮の殺人』ルール








別の試作を進める日々

アイデア出しをしていた推理ゲームは、ルールも複雑ですが、
なによりコンポーネントのボリュームが負担になっていました。

デザイン制作の時間はもちろん、特殊加工を含む印刷代などの経費を考えると、
仕事の合間に趣味としてやるには無理がありました。

もう少しコンパクトなゲームを作ってみよう!

2013年の春頃から、頭を切り替え、伝統ゲームをモチーフにした、
子供と遊べるかわいいゲーム制作に挑戦しています。


IMG_5674.JPG

こちらは仮デザインですが、コンポーネントを作り、
テストプレイをしばらく繰り返したおかげで、十分楽しめるレベルのゲームになりました。
一般ウケを狙ったゲームで、短時間で遊べることもあり、悪くない仕上がりになっていたと思います。

・・・が、ひとつ致命的な欠点がありました・・・


絵 柄 が か わ い く な い (真顔


自分で描いて言うのもなんですが、かわいいものを描く才能はゼロですね(笑)。
はじめてテストプレイ用のイラストを見せたときの息子のビミョ〜な顔は生涯忘れませんッ!!

その後、制作しているうちに、自分自身のモチベーションが下がってしまい、
一般参加で来場した、2013年秋のゲームマーケット終了直後、中断することにしました。
(楽しみながら作るって重要です)

機会があれば、絵柄を変えて制作再開してみたいですね^^








残っているメモや画像を見ると、2013年11月末には、
放置していた推理ゲームのボードなど、一部のコンポーネントの再設計をはじめています。

『幻影探偵団』の元となった、『アイオーンの時計屋敷』の制作開始です。
 
 
 
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