見積と試作を繰り返す [・制作ノート]
『傾国-KEIKOKU-』のプロトタイプは予算の関係でお蔵入りしました。
カード12枚、チップ12枚だけのゲームでしたが、
特典物とはいえ、実際にこれを生産するとなると、
印刷代のほかに、PP代、型抜きをするための代金、
さらにマニュアルや外箱、シュリンクなどが加わり、
予算内に収まらない金額になってしまいました。
本業のデザインの現場ではよくあることなのですが、
やっぱり悔しいですね。。。。
ゲーム会に持ちこむ少し前、
7月の終わり頃から印刷所探しをしています。
カードのみで構成されたゲームなら選択肢はけっこうありますが、
ボードやチップの印刷もお願いするとなると、
やはり萬印堂さんが候補として上がってきます。
制作上のノウハウや抜き型がある印刷所というのはありがたいものです。
さっそく相談会におじゃまして、お話をうかがうことにしました。
可能であれば、市販のものを組み合わせたもので問題ないので、
ゲームのイメージを伝えられるものを持ち込めると、
打ち合わせがスムーズに進みます。
この頃はまだ外箱とマニュアルは制作しておらず、
ボードも市販のものにカラーコピーを貼り込んだものでしたが、
試作品を用意できたので、お互いに提案を出しやすかったですね。
萬印堂さんから、いくつか検討材料をいただきました。
■カードを規定サイズのものにリサイズする(抜き型があるため)
■木製コマの高さを変える(箱に入りきらないため)
■ボードは四つ折りにしてA5の外箱に収める(規定サイズの台紙があるため)
■オンデマンド印刷で制作
こちらからは、その部分の変更をした状態での、見積書をお願いすることに。
部数は初出展ということもあり50部。
自分の中ではかなり多めの生産数でしたが、
数日後、送られてきた見積を見て驚くことになる。
実際に、ゲーム制作をされている方ならお分かりだと思うが、
50部では基本料金がネックとなり、単価が上がってしまうのだ。
もう一度萬印堂さんに連絡を取りつつ、
同時にコンポーネントを安く仕上げるための修正を検討しました。
まず試したのがボードの小型化。
狭いスペースでも遊べるし携帯しやすい。
だが、プレイに支障はないものの遊んでいて面白くない。
ゲームにスケール感が出ないのだ。
続いてボードをプレイシートにする案。
A3サイズのペラ紙を折り畳んで封入。
これなら箱のサイズもさらに小さくできるし、
大幅なコストダウンが実現できる。
・・・が、実際には折れ目のついたプレイシートは遊びにくく、
見た目も品粗になり、かなりイメージが悪かった。
プレイシートの画像データを
無料でダウンロードできるようにする案もあったが、
自宅でA3サイズをプリントアウトできる環境が限られることや、
コンビニでプリントアウトするにしても手間なことから、ボツにしました。
最終的にチップのサイズを統一することにしました。
ボードはわがままを通して、そのままの仕様です^^。
『傾国-The Rulnous Beauty-』の段階まで、
勅令チップは現在の25mmの円形ではなく、30mmの四角形。
名称も『玉璽(ぎょくじ)チップ』とし、
秦王朝から漢王朝に伝わったとされる印字をモチーフにしたものでした。
これを他のチップと統一することで、基本料の負担を減らすことができるのです。
地味ではあるが、かなりのコストダウンになりました。
次に見積にあるもので、シュリンクや梱包といったものを排除し、
部数を思い切って100部に設定することで、だいぶ現実味のある単価になってきました。
さらに萬印堂さんでは入稿時期を早めることで、
減額してもらえる『早割キャンペーン』があります。
これを使えば最大15%の割引をしてもらえるのです。
タイトルを『傾国-The Rulnous Beauty-』から
『傾国-KEIKOKU-』に変更した段階で、
そういった修正も反映されています。
いけるか????????
が、ここで冷静になってみると、大きな疑問にぶち当たります。
・・・初参加で100部もさばけるのか?
続きはまた次回。
カード12枚、チップ12枚だけのゲームでしたが、
特典物とはいえ、実際にこれを生産するとなると、
印刷代のほかに、PP代、型抜きをするための代金、
さらにマニュアルや外箱、シュリンクなどが加わり、
予算内に収まらない金額になってしまいました。
本業のデザインの現場ではよくあることなのですが、
やっぱり悔しいですね。。。。
ゲーム会に持ちこむ少し前、
7月の終わり頃から印刷所探しをしています。
カードのみで構成されたゲームなら選択肢はけっこうありますが、
ボードやチップの印刷もお願いするとなると、
やはり萬印堂さんが候補として上がってきます。
制作上のノウハウや抜き型がある印刷所というのはありがたいものです。
さっそく相談会におじゃまして、お話をうかがうことにしました。
可能であれば、市販のものを組み合わせたもので問題ないので、
ゲームのイメージを伝えられるものを持ち込めると、
打ち合わせがスムーズに進みます。
この頃はまだ外箱とマニュアルは制作しておらず、
ボードも市販のものにカラーコピーを貼り込んだものでしたが、
試作品を用意できたので、お互いに提案を出しやすかったですね。
萬印堂さんから、いくつか検討材料をいただきました。
■カードを規定サイズのものにリサイズする(抜き型があるため)
■木製コマの高さを変える(箱に入りきらないため)
■ボードは四つ折りにしてA5の外箱に収める(規定サイズの台紙があるため)
■オンデマンド印刷で制作
こちらからは、その部分の変更をした状態での、見積書をお願いすることに。
部数は初出展ということもあり50部。
自分の中ではかなり多めの生産数でしたが、
数日後、送られてきた見積を見て驚くことになる。
実際に、ゲーム制作をされている方ならお分かりだと思うが、
50部では基本料金がネックとなり、単価が上がってしまうのだ。
もう一度萬印堂さんに連絡を取りつつ、
同時にコンポーネントを安く仕上げるための修正を検討しました。
まず試したのがボードの小型化。
狭いスペースでも遊べるし携帯しやすい。
だが、プレイに支障はないものの遊んでいて面白くない。
ゲームにスケール感が出ないのだ。
続いてボードをプレイシートにする案。
A3サイズのペラ紙を折り畳んで封入。
これなら箱のサイズもさらに小さくできるし、
大幅なコストダウンが実現できる。
・・・が、実際には折れ目のついたプレイシートは遊びにくく、
見た目も品粗になり、かなりイメージが悪かった。
プレイシートの画像データを
無料でダウンロードできるようにする案もあったが、
自宅でA3サイズをプリントアウトできる環境が限られることや、
コンビニでプリントアウトするにしても手間なことから、ボツにしました。
最終的にチップのサイズを統一することにしました。
ボードはわがままを通して、そのままの仕様です^^。
『傾国-The Rulnous Beauty-』の段階まで、
勅令チップは現在の25mmの円形ではなく、30mmの四角形。
名称も『玉璽(ぎょくじ)チップ』とし、
秦王朝から漢王朝に伝わったとされる印字をモチーフにしたものでした。
これを他のチップと統一することで、基本料の負担を減らすことができるのです。
地味ではあるが、かなりのコストダウンになりました。
次に見積にあるもので、シュリンクや梱包といったものを排除し、
部数を思い切って100部に設定することで、だいぶ現実味のある単価になってきました。
さらに萬印堂さんでは入稿時期を早めることで、
減額してもらえる『早割キャンペーン』があります。
これを使えば最大15%の割引をしてもらえるのです。
タイトルを『傾国-The Rulnous Beauty-』から
『傾国-KEIKOKU-』に変更した段階で、
そういった修正も反映されています。
いけるか????????
が、ここで冷静になってみると、大きな疑問にぶち当たります。
・・・初参加で100部もさばけるのか?
続きはまた次回。
2012-12-05 14:01
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