ゲームボードのつくりかた-その2 [・手づくり講座]
昨日に引き続き、ゲームボードのつくりかたです。
今回はスプレーのりを吹き付けたボードにプリントを貼り込みます。
でも、そのまえにプリントについてちょっと説明を加えます。
今回貼り込む四つ折りボードはA3サイズです。
A3ジャストでプリントすると、四隅に白フチができるし、トンボも配置出来ません。
A3ノビで出力できるプリンターがあれば問題ありませんが、
そうでない場合は、このように2つに分けてプリントしてもよいでしょう。
『傾国-KEIKOKU-』は印刷できるように、すべてのものにトンボがつけられています。
ちなみにトンボとは四隅につけられた、印刷用のしるしのこと。
上の画像は角トンボと呼ばれるものですね。
実際のサイズより3mmほど絵柄を延長(印刷用語でドブといいます)して、
裁断するときに多少ずれてもいいようになっています。
ボードの天地左右の中央には、センタートンボと呼ばれるしるしもあります。
今回はこのセンタートンボを目印に、
ふたつのプリントの重なる部分を事前にカットします。
カットするとこんな感じです。
A3のボードを一気に貼るのは難しく、
ちょうど真ん中でふたつに折れることから、
あらかじめプリントを2分割する方法をとりました。
では、いよいよ貼り込み作業の開始です。
作業時間は1分が目標です^^
こんな具合にスプレーのりを吹き付けたボードの中央部に
プリントを合わせていきます。
3mmのドブがあるので、多少ズレても問題ありません。
ボードの折れ線に合わせて、丁寧に貼りましょう。
貼り込みにはガーゼタオルのような、やわらかい布を使います。
圧力も分散するし、ボードに傷がつきにくいのでおすすめです。
まだ、もう半面あるので、最初はざっくりと仮貼りでいいでしょう。
残りの半面もボードのセンターから合わせていきます。
隙間が出来ないように注意しながら貼っていきましょう。
ボードの接着面にホコリやゴミが付着すると、貼る時のじゃまになるので、
ピンセットやデザインナイフを用意しておくと便利です。
素手でやるとベタベタになります(笑)。
プリントが2枚とも貼れたら、今度はしっかりとガーゼタオルで接着していきます。
ボードの端などは剥がれやすいので、入念にやりましょう。
この段階で、プリント面が谷折りになる部分をチェック。
ここはどうしても接着面にムラが出来やすくなります。
気になる場合は、ガーゼタオルでしっかりと押さえつけて、
なるべく浮きやシワができないように調整しましょう。
量産する時は、ここまでの作業を繰り返すと効率がいいですね。
注意してても、手などにスプレーのりが付着することもあるので、
定期的に手洗いなどをして、汚れないように作業しましょう。
最後は裏返して、余分な部分をカットします。
萬印堂ボードは角丸になっているので、プリントもきれいにカットしてあげましょう。
片面のみセンター部分で分割されるので、その部分のカットも忘れずに!!
あわてて反対側をカットしないように注意しましょう(笑)
これでようやく完成です!!
いかがでしょうか?思ったよりも簡単でしょ????
テスト用のボードからはじめて、かなりの数を作りましたが、
この方法を使えば、わりと楽に作れます。
プレイシートしかない市販のゲームでも、
この方法を使えば、オリジナルのボードが作れますよ^^
貼り込みに失敗した場合、剥離剤を使うこともできますが、
ボードに汚れが残り、再利用が難しいこともあります。
できれば失敗することも考慮して、多めに部材を調達することをおすすめします。
印刷業界では絶対に必要なトンボやドブ。
『傾国-KEIKOKU-』の手づくり作業でも、かなり効果を発揮しました。
知っている方も多いとは思いますが、
ほんのちょっとだけ、補足説明をしたいと思っています。
そんなこんなで、また次回!!
今回はスプレーのりを吹き付けたボードにプリントを貼り込みます。
でも、そのまえにプリントについてちょっと説明を加えます。
今回貼り込む四つ折りボードはA3サイズです。
A3ジャストでプリントすると、四隅に白フチができるし、トンボも配置出来ません。
A3ノビで出力できるプリンターがあれば問題ありませんが、
そうでない場合は、このように2つに分けてプリントしてもよいでしょう。
『傾国-KEIKOKU-』は印刷できるように、すべてのものにトンボがつけられています。
ちなみにトンボとは四隅につけられた、印刷用のしるしのこと。
上の画像は角トンボと呼ばれるものですね。
実際のサイズより3mmほど絵柄を延長(印刷用語でドブといいます)して、
裁断するときに多少ずれてもいいようになっています。
ボードの天地左右の中央には、センタートンボと呼ばれるしるしもあります。
今回はこのセンタートンボを目印に、
ふたつのプリントの重なる部分を事前にカットします。
カットするとこんな感じです。
A3のボードを一気に貼るのは難しく、
ちょうど真ん中でふたつに折れることから、
あらかじめプリントを2分割する方法をとりました。
では、いよいよ貼り込み作業の開始です。
作業時間は1分が目標です^^
こんな具合にスプレーのりを吹き付けたボードの中央部に
プリントを合わせていきます。
3mmのドブがあるので、多少ズレても問題ありません。
ボードの折れ線に合わせて、丁寧に貼りましょう。
貼り込みにはガーゼタオルのような、やわらかい布を使います。
圧力も分散するし、ボードに傷がつきにくいのでおすすめです。
まだ、もう半面あるので、最初はざっくりと仮貼りでいいでしょう。
残りの半面もボードのセンターから合わせていきます。
隙間が出来ないように注意しながら貼っていきましょう。
ボードの接着面にホコリやゴミが付着すると、貼る時のじゃまになるので、
ピンセットやデザインナイフを用意しておくと便利です。
素手でやるとベタベタになります(笑)。
プリントが2枚とも貼れたら、今度はしっかりとガーゼタオルで接着していきます。
ボードの端などは剥がれやすいので、入念にやりましょう。
この段階で、プリント面が谷折りになる部分をチェック。
ここはどうしても接着面にムラが出来やすくなります。
気になる場合は、ガーゼタオルでしっかりと押さえつけて、
なるべく浮きやシワができないように調整しましょう。
量産する時は、ここまでの作業を繰り返すと効率がいいですね。
注意してても、手などにスプレーのりが付着することもあるので、
定期的に手洗いなどをして、汚れないように作業しましょう。
最後は裏返して、余分な部分をカットします。
萬印堂ボードは角丸になっているので、プリントもきれいにカットしてあげましょう。
片面のみセンター部分で分割されるので、その部分のカットも忘れずに!!
あわてて反対側をカットしないように注意しましょう(笑)
これでようやく完成です!!
いかがでしょうか?思ったよりも簡単でしょ????
テスト用のボードからはじめて、かなりの数を作りましたが、
この方法を使えば、わりと楽に作れます。
プレイシートしかない市販のゲームでも、
この方法を使えば、オリジナルのボードが作れますよ^^
貼り込みに失敗した場合、剥離剤を使うこともできますが、
ボードに汚れが残り、再利用が難しいこともあります。
できれば失敗することも考慮して、多めに部材を調達することをおすすめします。
印刷業界では絶対に必要なトンボやドブ。
『傾国-KEIKOKU-』の手づくり作業でも、かなり効果を発揮しました。
知っている方も多いとは思いますが、
ほんのちょっとだけ、補足説明をしたいと思っています。
そんなこんなで、また次回!!
始めまして!
名古屋でボードゲーム開発をしております、坂上と申します。
ボードの製作手法、興味深く拝見させて頂きました。
ボードの手貼りは最適なのりの選定ができず保留しておりましたが、
スプレーのりというものがあるのですね。
早速トライしてみようと思います。
有難うございました!
by Takashi Sakaue (2013-02-20 15:30)
坂上さん>
はじめまして!
スプレーのりは記事にも書きましたが、
換気のできる環境で、飛び散らないように作業してください。
一度付着すると、本当に落ちないんですよ・・・orz
わからないことがあれば、質問してくださいね^^
出来上がりを楽しみにしています!!
by RYO (2013-02-20 18:38)