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ゲームボードのつくりかた-その1 [・手づくり講座]

それでは円形チップにつづいて、
ゲームボードのつくりかたをご紹介します。


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ゲームボードはコンポーネントに加えたいけど、
どうしてもコストがかかるので躊躇しちゃいますよね。
折り畳めるものだと、さらにコストが跳ね上がるし、
悩ましいところです。

『傾国-KEIKOKU-』は印刷から手作業での制作に切り替えることになりましたが、
ボードの部材の切り出しはせず、購入しています。




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『傾国-KEIKOKU-』では円形チップと同じく、
萬印堂製のA3四つ折りボードを使用しております。

再生紙を使用した、いわゆるチップボールという素材で出来ています。

以前はこれに白紙を貼り込んだ部材もありましたが、
現在はこの仕様のボードのみの販売となっています。


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しっかりと角丸処理もされており、折曲がる部分は半分だけカットされています。

イラストボードなどをカッティングして制作することも可能でしょうが、
ミスすることや、手間を考えると、こちらのボードを使うのがおすすめですね。

『傾国-KEIKOKU-』の歴代試作も、萬印堂製ボードを使用しており、
手作業でやることになった時も、ここは諦めました^^



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接着にはスプレーのりを使用しています。
スプレーのりには3タイプあり、おすすめはこちらの77。

使いやすく、紙素材を貼るには十分な粘着力があります。

以前にも何度か言いましたが、大事なことなので今回も言います。

スプレーのりは身体に良くないので、使う時は注意して、しっかりと対策をとりましょう。




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ボードがすぽり入るダンボールを用意し、さらにゴミ袋をかぶせています。
スプレーのりがなるべく四散しないように工夫しましょう。

可能なら作業はベランダや屋外の方がいいですね。
できれば晴天の日差しがあるうちにやりたいです。


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というのも、スプレーのりはほとんど透明。
さらにベタベタする粒子がダンボールの中を四散しているので、
ちゃんと均等に付着しているのか、
吹き付けしても分かりにくいのです。

湿度の低い日中、それも明るい環境で作業することをおすすめします。


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スプレーのりの吹き付け方については、缶の裏側にも記載されていますが、
20cmほどの距離から、手早く吹き付けるのがいいでしょう。

距離を離しすぎると、のりの粒子が空気中で凝固してしまうし、
近すぎるとのりが液体となりボードにしみ込むことになります。

『傾国-kEIKOKU-』の場合、8〜10秒ほど吹き付けています。

自分である場合は、いきなり本番をやらずに、何度かテストしましょう!!
1度うまくいったからと、油断すると意外な罠が仕掛けられていることも・・・^^




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吹き付けるボードに隙間ができないよう、注意することも必要でしょう。
一度やってもらえれば分かりますが、スプレーのりは強力です!!


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量産していると、ダンボールの内面にのりの粒子が付着して、
ステキな雪景色・・・じゃなく、作業がしづらくなります(笑)

また、落ちてきた粒子の塊がボードの接着面にくっつくと、フラットに仕上がりません。

定期的にダンボールを取り替えるか、内面に紙を貼って補強しましょう。

衣類などにスプレーのりが一度付着すると、かなり苦労することになります。
大量生産するときは、捨ててもいいような服で作業するのがいいでしょうね。



こんな具合に注意しながら、ボードにスプレーのりを吹き付けたら、
今度はプリントを貼付ける作業が待っています。

缶の裏面にもありますが、制限時間は1分です!!


長いような、短いような1分ですが、
どのような作業になるのか。


それについてはまた次回。






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