幻影城への招待 [-コラム]
『幻影探偵団』というタイトルから、
『HUNTER×HUNTER』に登場する幻影旅団をイメージする方もいらっしゃるようです。
たしかに最初の頃は、ネットで検索すると「『幻影旅団』では?」と、
グーグル先生から確認されたこともありましたね(笑)
古い探偵小説がお好きな方には、すぐにピンとくるのでしょうが、
実は『幻影探偵団』は、江戸川乱歩の世界観をイメージしたタイトルなのです。
今回は、『幻影探偵団』にゆかりのある、ある場所をご紹介しましょう。
この建物の外観を見ただけで、どこか分かる方は探偵小説マニアですね^^。
ここは豊島区にある、江戸川乱歩が晩年を過ごした家です。
引っ越し魔として知られていた乱歩ですが、
この場所を気に入り、1934年から70歳で亡くなるまで住み続けました。
現在は立教大学が管理し、『旧江戸川乱歩邸』として一般公開されています。
ただ、公開日が平日の水金のみなので、なかなか行けませんね。
また、入試など、大学が休みになるときは、休館してしまうので、
行く前にHPで確認することをおすすめします。
旧江戸川乱歩邸
写真撮影OKでしたので、邸内の様子をご紹介しましょう。
こちらは乱歩が『幻影城』と呼んでいた土蔵です。
この土蔵は、乱歩が建てたものではなく、もともとこの家にあったものだそうです。
『幻影探偵団』のネーミングを考えていた時、
この『幻影』という言葉真っ先に浮かびました。
乱歩ファンにはおなじみですが、なんとこの土蔵の中には・・・
みつしりと本が詰まっているのです!!!
残念ながらガラス越しでの公開です。
蒐集・整理魔として知られていた乱歩の蔵書に関しては、
『幻影の蔵―江戸川乱歩探偵小説蔵書目録』という本まで出ています。
乱歩の『幻影城』『続・幻影城』という探偵小説評論集も有名ですね。
トリックなどの分類、海外のミステリ小説の紹介など、
探偵小説好きのボードゲーマーなら、楽しめる本なのでおすすめです。
乱歩邸のリビングルームです。
写真には写っていませんが、乱歩の愛用品といっしょに、仕事机などが公開されています。
学芸員の方がいるタイミングだと土蔵のある庭から見ることができます(いない場合はガラス越し)。
乱歩邸の庭と玄関にも展示があります。
メインは出版物ですが、乱歩の直筆原稿や、貴重な資料が公開されています。
これは『黄金仮面』のマスクですね。
当時の挿絵と比べるとカワイイ感じがします。
『陰獣』の切り絵は、春陽文庫用のものでしょうか。
『うつし世は夢 よるの夢こそ まこと』
乱歩直筆の色紙です。いくつかバリエーションも展示していました。
展示内容は、気分次第で入れ替わるそうです(かなりざっくり
昨年は、『乱歩生誕120周年』、今年は『乱歩没後50周年』になります。
乱歩ファンの方は、ぜひ一度行ってみてください!!
『HUNTER×HUNTER』に登場する幻影旅団をイメージする方もいらっしゃるようです。
たしかに最初の頃は、ネットで検索すると「『幻影旅団』では?」と、
グーグル先生から確認されたこともありましたね(笑)
古い探偵小説がお好きな方には、すぐにピンとくるのでしょうが、
実は『幻影探偵団』は、江戸川乱歩の世界観をイメージしたタイトルなのです。
今回は、『幻影探偵団』にゆかりのある、ある場所をご紹介しましょう。
この建物の外観を見ただけで、どこか分かる方は探偵小説マニアですね^^。
ここは豊島区にある、江戸川乱歩が晩年を過ごした家です。
引っ越し魔として知られていた乱歩ですが、
この場所を気に入り、1934年から70歳で亡くなるまで住み続けました。
現在は立教大学が管理し、『旧江戸川乱歩邸』として一般公開されています。
ただ、公開日が平日の水金のみなので、なかなか行けませんね。
また、入試など、大学が休みになるときは、休館してしまうので、
行く前にHPで確認することをおすすめします。
旧江戸川乱歩邸
写真撮影OKでしたので、邸内の様子をご紹介しましょう。
こちらは乱歩が『幻影城』と呼んでいた土蔵です。
この土蔵は、乱歩が建てたものではなく、もともとこの家にあったものだそうです。
『幻影探偵団』のネーミングを考えていた時、
この『幻影』という言葉真っ先に浮かびました。
乱歩ファンにはおなじみですが、なんとこの土蔵の中には・・・
みつしりと本が詰まっているのです!!!
残念ながらガラス越しでの公開です。
蒐集・整理魔として知られていた乱歩の蔵書に関しては、
『幻影の蔵―江戸川乱歩探偵小説蔵書目録』という本まで出ています。
乱歩の『幻影城』『続・幻影城』という探偵小説評論集も有名ですね。
トリックなどの分類、海外のミステリ小説の紹介など、
探偵小説好きのボードゲーマーなら、楽しめる本なのでおすすめです。
乱歩邸のリビングルームです。
写真には写っていませんが、乱歩の愛用品といっしょに、仕事机などが公開されています。
学芸員の方がいるタイミングだと土蔵のある庭から見ることができます(いない場合はガラス越し)。
乱歩邸の庭と玄関にも展示があります。
メインは出版物ですが、乱歩の直筆原稿や、貴重な資料が公開されています。
これは『黄金仮面』のマスクですね。
当時の挿絵と比べるとカワイイ感じがします。
『陰獣』の切り絵は、春陽文庫用のものでしょうか。
『うつし世は夢 よるの夢こそ まこと』
乱歩直筆の色紙です。いくつかバリエーションも展示していました。
展示内容は、気分次第で入れ替わるそうです(かなりざっくり
昨年は、『乱歩生誕120周年』、今年は『乱歩没後50周年』になります。
乱歩ファンの方は、ぜひ一度行ってみてください!!
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