ひとつだけオーダーが・・・ [・フリップフロップエージェンツ]
ありがたいことにご依頼いただいて
ボードゲームのグラフィックデザインを担当することが増えてきました。
今回は備忘録もかねて、BrainBrainGamesさんからご依頼を受けた、
「フリップフロップ・エージェンツ」の制作ノートを書いてみようと思います。
最近ブログをさぼってましたので、ちょっとたどたどしいですが、
リハビリだと思ってお付き合いください^^
BrainBrainGamesの主催・齋藤さんとは、
ご依頼を受けるまでに交流がありました。
きっかけは名作「トリックと怪人」を通販で購入したことでしたが、
ご依頼いただいたのは趣味でつくった「ニワトリかラマか」のサマリーを
公式化してもらったあとの2019年7月下旬になります。
「ニワトリかラマか」サマリー制作
連絡いただいた時の初感は、「え?ウチでいいの?」という感じでしたね。
普段グラフィックデザインの仕事をしていますが、
他の方のボードゲームを手がけるのははじめてのこと。
何度かメールでやりとりをさせていただき、
納期的にも対応できそうだったのでご依頼を受けることにしました。
ゲーム内容が大好きな「トリックと怪人」の
系譜に連なるものだったのも大きな要因でした。
当初はデザインの一部を齋藤さん自身が担当するということでしたが、
最終的には説明書以外のデザイン全般を担当しています。
ネットが普及しているとはいえ、長崎と東京に分かれての共同作業。
若干の不安もありましたが、メールと電話をつかって打ち合わせを進めることになります。
どの段階から本格的にデザインを進めるかはケースバイケース。
今回、齋藤さんから許諾をいただけたので、
ご依頼いただいたときの資料を公開します。
「善と悪」という仮題が入っています。
ルールの大枠は「フリップフロップ・エージェンツ」とほとんど同じですね。
目まぐるしく入れ替わる「善」「悪」の陣営を予想するゲーム内容は決まっているものの、
この頃はまだゲームの世界観は確定しておらず、
デザインを進めるうえで、まずはそこから決めていくことになりました。
各カードにもテストプレイ用の名前が入っていますが、カオスなことになっています^^
実作業に入る際、まず決めておきたかったのがイラストの方向性です。
残念ながらイラストに関しては、本来専門外でしてw
普段の仕事ではイラストレーターに発注するためのラフ描きがメイン。
ハイレベルな作品に触れることが多いこともあり、あまり自信が持てません。
ありがたいことに齋藤さんから
「グラギャモンの絵が最高でした」というコメントをいただいていたので、
そのテイストですすめることになりました。
・・・が、齋藤さんからひとつだけオーダーが・・・
「グラギャモンの絵が最高なんだけど、
エロ過ぎて家族の目線的につらいwwwwwww」
・・・た、たしかにつらいwwwww
そんなわけで、「家族で遊べる」というリミッターを持たせた、
デザイン制作がスタートするのです^^
次回はテストプレイの様子を交え、
世界観の構築について書いてみようと思います。
引き続きお付き合いくださいませ。
つづく