需要あるのか?ないのか??? […制作ノート]
記録をすり合わせてみると、
きっかけはゲームマーケット2016秋のようです。
『迷家-マヨイガ-The Lost Village』を制作したものの、
ゲームマーケットへの出展はなく、
会場の様子を動画撮影してみたけども、
やはり物足りなさを感じたようですね。
12月の年末進行が終わったあたりから、
仕事の合間に『グラギャモン』の直接の原型となる試作を始めています。
ゲームマーケット2016秋 動画レポート
とはいえ、前回お話しした経緯もあり、
バックギャモンをモチーフにしたゲームに需要を感じていなかったため、
はじめはプライベート用として、ルールはそのままに、
既存のバックギャモンから逸脱した『なにか』を作れないか?
という程度のものだったと記憶しています。
出入りしているゲーム会などにも、バックギャモンをよく持ち込みますが、
2人用の伝統ゲームということもあり、なかなか遊んでもらえる機会がありません。
また、インストしていても、盤面から動きをイメージしにくく、
他のボードゲームに慣れている方でも、
途中でルールを再確認することが多いです。
そこで、分かりにくさの原因を改訂すれば、
どんなものができるのか試すことにしました。
当時のメモ帳をみるといくつかの箇条書きと、ラフスケッチがありました。
・初期配置をいれたい
・ゴールとコマの動きをわかりやすく
・縦方向にバーがあるため、動きがわかりにくい
・こんどは子供向けではないエロティックなデザインがいいネ!!
メモ帳に書きためたアイデアをまとめた試作第1号。
A3サイズにどれくらい情報を入れられるか検討したものですね。
素材集のイラストを使い、ざっくりと組んだものですが、
この時点で『グラギャモン』につながるイメージができています。
全体のデザインはピンボール台をイメージしながら、
コマの動きを分かりやすく説明しやすいようにまとめています。
下部のハートはポイントマッチ用のカウンター。
こちらはTシャツの背面にプリントしたらどうなるか検討したもの。
素材に関しては、最初期から厚紙ボードを使わないことが前提。
・アクリル板(ブラックライト対応)
・布地(化繊、線のディテール細かくできるなら)
・使い捨ての薄い紙(普及用として)
・木版(レーザー加工?)
可能かどうかは別として、アイデア出しをしています。
この当時はシルクスクリーン印刷も検討しており、
色数を制限していますね。
2017年1月ごろには、『グラギャモン』のイメージがほぼ出来上がっていますね。
今回のデザインならイケるんじゃ????
という漠然とした期待感を持ったものの、
親しいゲーム制作者に意見を聞いてみると、
あまりピントこないという反応が返ってくるばかり・・・orz
・・・需要があるのか? ないのか????
こうなると、やはりゲーム会に持ち込んで、反応を見るしかありませんね。
いくつかのゲーム会や、制作者のテストプレイ会を渡り歩いたのは、
2017年の2月ごろでしょうか。
非公開で進めていた試作の画像を
TwitterなどにもUPして反応をみるようにしています。
まだ細かな仕様は確定していませんが、
インスタ映えするコンポーネントになるよう、
繰り返し仕様変更していますね。
シルクスクリーン印刷を諦め、
オフセット印刷することを前提にデザインを変えています。
仮タイトルの『GraGammo(グラギャモ)』の表記が
ボードに記載されています。
この頃になると、テストプレイをしていると、
まわりにギャラリーが集まるように!!
『え?なに????ギャモンなの????』という驚きや、
『おしゃれ!バックギャモン知らないけど面白そう!』といった、
これまでにはない反応が返ってきます。
『これ発売するんですか?欲しいです!!』
そんな声がまわり聞こえてくる頃には、
この企画やれるんじゃない????という
自信が少しずつ生まれていますが、
確信に至るまでには程遠い状態です。
それでも、テストプレイを繰り返す中で、
改良点も指摘していただき、
完成度は格段に上がっていきます。
・ピップ(ゴールまでの距離)を組み込む
・ポイントのグラデーションの調整
・対照だったポイントの突起やグラデーションの変更
・グラスをダイスカップにする
3月〜4月にかけての試行錯誤で、
通常のバックギャモンとして
十分なプレイアビリティを得ています。
追加要素となるドランクカード以外のデザインは
ほぼ出来上がっています。
さて、仕上がりとしては満足できるものになりましたが、
この企画を進めるならば、
どうしても意見を聞かなければならない方々がいらっしゃいます。
・・・そうです、バックギャモンプレイヤーのみなさんです!!
なかなかハードルが高いことですが、
5月には『グラギャモン』の試作品を持って、
年1回開催される祭典『バックギャモンフェスティバル』に参加。
こ意見を伺うことになるのです。
つづく
きっかけはゲームマーケット2016秋のようです。
『迷家-マヨイガ-The Lost Village』を制作したものの、
ゲームマーケットへの出展はなく、
会場の様子を動画撮影してみたけども、
やはり物足りなさを感じたようですね。
12月の年末進行が終わったあたりから、
仕事の合間に『グラギャモン』の直接の原型となる試作を始めています。
ゲームマーケット2016秋 動画レポート
とはいえ、前回お話しした経緯もあり、
バックギャモンをモチーフにしたゲームに需要を感じていなかったため、
はじめはプライベート用として、ルールはそのままに、
既存のバックギャモンから逸脱した『なにか』を作れないか?
という程度のものだったと記憶しています。
出入りしているゲーム会などにも、バックギャモンをよく持ち込みますが、
2人用の伝統ゲームということもあり、なかなか遊んでもらえる機会がありません。
また、インストしていても、盤面から動きをイメージしにくく、
他のボードゲームに慣れている方でも、
途中でルールを再確認することが多いです。
そこで、分かりにくさの原因を改訂すれば、
どんなものができるのか試すことにしました。
当時のメモ帳をみるといくつかの箇条書きと、ラフスケッチがありました。
・初期配置をいれたい
・ゴールとコマの動きをわかりやすく
・縦方向にバーがあるため、動きがわかりにくい
・こんどは子供向けではないエロティックなデザインがいいネ!!
メモ帳に書きためたアイデアをまとめた試作第1号。
A3サイズにどれくらい情報を入れられるか検討したものですね。
素材集のイラストを使い、ざっくりと組んだものですが、
この時点で『グラギャモン』につながるイメージができています。
全体のデザインはピンボール台をイメージしながら、
コマの動きを分かりやすく説明しやすいようにまとめています。
下部のハートはポイントマッチ用のカウンター。
こちらはTシャツの背面にプリントしたらどうなるか検討したもの。
素材に関しては、最初期から厚紙ボードを使わないことが前提。
・アクリル板(ブラックライト対応)
・布地(化繊、線のディテール細かくできるなら)
・使い捨ての薄い紙(普及用として)
・木版(レーザー加工?)
可能かどうかは別として、アイデア出しをしています。
この当時はシルクスクリーン印刷も検討しており、
色数を制限していますね。
2017年1月ごろには、『グラギャモン』のイメージがほぼ出来上がっていますね。
今回のデザインならイケるんじゃ????
という漠然とした期待感を持ったものの、
親しいゲーム制作者に意見を聞いてみると、
あまりピントこないという反応が返ってくるばかり・・・orz
・・・需要があるのか? ないのか????
こうなると、やはりゲーム会に持ち込んで、反応を見るしかありませんね。
いくつかのゲーム会や、制作者のテストプレイ会を渡り歩いたのは、
2017年の2月ごろでしょうか。
非公開で進めていた試作の画像を
TwitterなどにもUPして反応をみるようにしています。
まだ細かな仕様は確定していませんが、
インスタ映えするコンポーネントになるよう、
繰り返し仕様変更していますね。
シルクスクリーン印刷を諦め、
オフセット印刷することを前提にデザインを変えています。
仮タイトルの『GraGammo(グラギャモ)』の表記が
ボードに記載されています。
この頃になると、テストプレイをしていると、
まわりにギャラリーが集まるように!!
『え?なに????ギャモンなの????』という驚きや、
『おしゃれ!バックギャモン知らないけど面白そう!』といった、
これまでにはない反応が返ってきます。
『これ発売するんですか?欲しいです!!』
そんな声がまわり聞こえてくる頃には、
この企画やれるんじゃない????という
自信が少しずつ生まれていますが、
確信に至るまでには程遠い状態です。
それでも、テストプレイを繰り返す中で、
改良点も指摘していただき、
完成度は格段に上がっていきます。
・ピップ(ゴールまでの距離)を組み込む
・ポイントのグラデーションの調整
・対照だったポイントの突起やグラデーションの変更
・グラスをダイスカップにする
3月〜4月にかけての試行錯誤で、
通常のバックギャモンとして
十分なプレイアビリティを得ています。
追加要素となるドランクカード以外のデザインは
ほぼ出来上がっています。
さて、仕上がりとしては満足できるものになりましたが、
この企画を進めるならば、
どうしても意見を聞かなければならない方々がいらっしゃいます。
・・・そうです、バックギャモンプレイヤーのみなさんです!!
なかなかハードルが高いことですが、
5月には『グラギャモン』の試作品を持って、
年1回開催される祭典『バックギャモンフェスティバル』に参加。
こ意見を伺うことになるのです。
つづく