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〈新装改訂版〉の変更点 [■『幻影探偵団』]

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2014年にリリースされた『幻影探偵団』。
ありがたいことに初版から好評で、新設されたばかりのゲームマーケット大賞でも、第一次審査候補作にも選ばれています。とはいえ、作者としてはいくつか気になる点があり、どうにかできないものかと試行錯誤を繰り返してきました。
これまで再販のたびに、用語変更や、デザイン修正を行いましたが、今回の〈新装改訂版〉では、はじめてルールや、カードの構成を変更して、大掛かりな改訂作業を行っています。

ほとんどの部材にデザイン変更や仕様変更を行っていますが、今回はその一部をご紹介します。




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『影男』のストレス軽減
『幻影探偵団』では、ひとりだけ『影男』を団長に持つプレイヤーがいます。
他のプレイヤーとは違い、ウソをつかなくてはいけない、いわゆる『正体隠匿』な要素を担当するため、初プレイの方や、正体隠匿系のゲームが苦手な方には、ワンランク高いハードルになっていました。
〈新装改訂版〉では、旧版にあった『真相解明できなかった場合、2ポイント減点する』というペナルティをなくしています。
また、『影男』を担当しやすいように、宝石チップの上限や、アクションカードの仕様や構成も変更しています。




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宝石チップによる使用制限を撤廃
ゲーム中、捜査を有利に進める効果を持ったアクションカードが活躍します。
これまで『幻影探偵団』の感想として、『効果の強いアクションカードは制約が多く、使えなかった』という意見が寄せられていました。旧版では宝石チップの所持数によって、使用を制限されるルールがあったのです。
〈新装改訂版〉では、初期手札の配布方法を変更し、宝石チップによる使用制限を撤廃。
アクションカードを使うためのルールがシンプルに、遊びやすくなりました。





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アクションカードの構成変更

アクションカードはゲーム開始時に手札として3枚ずつランダムに配られていましたが、〈新装改訂版〉では4枚に変更され、早い段階から活躍する機会が増えることでしょう!
それぞれのカード枚数や、効果に変更がありますが、大きいものでは、影男の正体をズバリ言い当てる『狙撃』が廃止になりました。
また、YesNoカードで返答する『秘密』と、手番をパスする『歯車』が必ず配布されるので、ゲーム開始の段階で手詰まりになることがなくなりました。
これまで以上に、アクションカードをどのように使うか戦略を練りながら、推理を進めることになります。






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フレーバー要素の充実
戦前の探偵小説や、本格推理小説の世界観をモチーフにした『幻影探偵団』。
〈新装改訂版〉では、好評だったフレーバー要素を増やしました。
これまではイニシャルだけだった容疑者の本名。
探偵団メンバーのあだ名と、無残なる死因。
新たに描き下された髑髏王と、自動人形ドーラのイラスト。
増量された6種類のエンディングストーリー。
そして、ゲーム終了後に贈られる『称号』もバージョンアップしています!





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初プレイでも安心のサマリー
ルールの多いゲームをする場合、一度説明されただけでは、なかなか頭に入りにくいものです。
〈新装改訂版〉では、『推理シートのセットアップ』や、手番にやれることをまとめた『捜査の流れ』、『アクションカード一覧』など、A5サイズ両面にわかりやすくまとめられています。
もちろんサマリーはプレイ人数分用意されているので、ゆっくり確認しながら、ゲームを進められます。





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