4年前のボツ企画・・・ […制作ノート]
久々の制作ノートです。
今回の『グラギャモン』はだいぶ前から暖めていた企画なので、
過去の記録を掘り返しながら書いていこうと思います。
2012年秋から2013年春ごろ。
デビュー作となった『傾国-KEIKOKU-』の再販を検討しながら、
アイデア出しをしていたものの中に、
『同じコンポーネントで伝統ゲームを遊べるゲームを作れないか』
というものがあったようです。
たぶんカナイセイジさんの『ラブレター』2セットで、
『ごいた』を遊べるというところから考えたものだと思うのですが、
当時のメモを見てもあまり記憶が定かではないですね。
『傾国-KEIKOKU-』の再販時には、
同じコンポーネントで違うルールを3つ制作しているので、
『コンポーネントを組み替える』というアイデアで
だいぶ試行錯誤を繰り返していたことを覚えています。
傾国-KEIKOKU- 3つの追加ルール
『傾国-KEIKOKU-』の再販が完了した後も、
そのアイデアを引き継いで次回作を検討していました。
当時のメモには、箇条書きが残っていました。
・大人と子供がいっしょに遊べるかわいいゲーム
・小箱、カードメインで制作費、価格安く
・バックギャモンもあそべる(ルールは変える)
・商店街などの地域と連動できる企画????
・犬猫イラストでとにかくカワイイ
・知育までいけるか?
いうは易しですが、いろいろと夢が膨らんでいますねw
やたら『カワイイ』があるのは、当時かみさんから、
『どうせ作るなら、遊んだ人が幸せな気分になるようなカワイイものを作りなさいよっ!!』
とキレられたからだと思うのだが、その才能がないことに気づくのは、もう少し先の話w
2013年の春には、
当時、はまっていたバックギャモンをモチーフに、
子供から遊べるダイスを使ったカードゲームの試作をはじめています。
『すごろく商店街』という題名で
カードで組まれた商店街をイヌとネコのコマが走り回り、
イヌは肉屋に、ネコは魚屋にゴールするという設定になっています。
動きは似ていますが、コマを捕らえる警官がいたり、
バックギャモンのルールとは少し違ったものになっていました。
息子たちにテストプレイしてもらったところ、
ルールは気に入ったものの『絵柄がかわいくない』という
手厳しいひとことをもらったのを、よく覚えていますw
それでも、ルールを含めた試行錯誤を繰り返し、
2013年の秋頃までテストプレイをしていましたが、
あまりよい評価がいただけませんでした。
・2人用ゲームはうけない
・伝統ゲームは興味ない
・子供向けのゲームに需要あるの?
・盤面がないと遊びづらい
・絵柄の方向性がイマイチ
2017年の今だと首をかしげる意見もありますが、
当時の市場を考えると頷けることばかりですね。
また、バックギャモンの例会などに参加した際にも、
『子供や未経験者が、バックギャモンに興味を持ってもらえるようなゲームの企画は過去にもあったが、まったくヒットしなかった』というご意見をいただいたこともあり、
需要のないものと判断し、企画を凍結することにしています。
『幻影探偵団』の制作ノートをみると、当時のことが少しだけ書いてありますね。
『幻影探偵団』の制作に入るまで
以降、2016年の秋頃までの3年間、
バックギャモンをモチーフにしたゲーム企画は、
いつかやりたいと思っていたものの、後回しになっていました。
2016年はゲーム制作としては、
『迷家-マヨイガ-The Lost Village』に、
かかりっきりになっていた一年で、
やはり版権作品を預かってゲーム制作をするのは、大変なことでした。
次はリハビリするぐらいの軽い気持ちでやってみようと、
以前に凍結した企画を再検討したのが、
今回の『グラギャモン』のはじまりです。
・・・が、やってみるとリハビリではなく、だいぶ本気になってしまいましたねw
もうね、ゲーム盤の試作だけで、こんな感じですもん。。。。
さて、次回は手探りで始めた企画の再検討の日々について紹介したいと思います。
しばらくお付き合いください。
今回の『グラギャモン』はだいぶ前から暖めていた企画なので、
過去の記録を掘り返しながら書いていこうと思います。
2012年秋から2013年春ごろ。
デビュー作となった『傾国-KEIKOKU-』の再販を検討しながら、
アイデア出しをしていたものの中に、
『同じコンポーネントで伝統ゲームを遊べるゲームを作れないか』
というものがあったようです。
たぶんカナイセイジさんの『ラブレター』2セットで、
『ごいた』を遊べるというところから考えたものだと思うのですが、
当時のメモを見てもあまり記憶が定かではないですね。
『傾国-KEIKOKU-』の再販時には、
同じコンポーネントで違うルールを3つ制作しているので、
『コンポーネントを組み替える』というアイデアで
だいぶ試行錯誤を繰り返していたことを覚えています。
傾国-KEIKOKU- 3つの追加ルール
『傾国-KEIKOKU-』の再販が完了した後も、
そのアイデアを引き継いで次回作を検討していました。
当時のメモには、箇条書きが残っていました。
・大人と子供がいっしょに遊べるかわいいゲーム
・小箱、カードメインで制作費、価格安く
・バックギャモンもあそべる(ルールは変える)
・商店街などの地域と連動できる企画????
・犬猫イラストでとにかくカワイイ
・知育までいけるか?
いうは易しですが、いろいろと夢が膨らんでいますねw
やたら『カワイイ』があるのは、当時かみさんから、
『どうせ作るなら、遊んだ人が幸せな気分になるようなカワイイものを作りなさいよっ!!』
とキレられたからだと思うのだが、その才能がないことに気づくのは、もう少し先の話w
2013年の春には、
当時、はまっていたバックギャモンをモチーフに、
子供から遊べるダイスを使ったカードゲームの試作をはじめています。
『すごろく商店街』という題名で
カードで組まれた商店街をイヌとネコのコマが走り回り、
イヌは肉屋に、ネコは魚屋にゴールするという設定になっています。
動きは似ていますが、コマを捕らえる警官がいたり、
バックギャモンのルールとは少し違ったものになっていました。
息子たちにテストプレイしてもらったところ、
ルールは気に入ったものの『絵柄がかわいくない』という
手厳しいひとことをもらったのを、よく覚えていますw
それでも、ルールを含めた試行錯誤を繰り返し、
2013年の秋頃までテストプレイをしていましたが、
あまりよい評価がいただけませんでした。
・2人用ゲームはうけない
・伝統ゲームは興味ない
・子供向けのゲームに需要あるの?
・盤面がないと遊びづらい
・絵柄の方向性がイマイチ
2017年の今だと首をかしげる意見もありますが、
当時の市場を考えると頷けることばかりですね。
また、バックギャモンの例会などに参加した際にも、
『子供や未経験者が、バックギャモンに興味を持ってもらえるようなゲームの企画は過去にもあったが、まったくヒットしなかった』というご意見をいただいたこともあり、
需要のないものと判断し、企画を凍結することにしています。
『幻影探偵団』の制作ノートをみると、当時のことが少しだけ書いてありますね。
『幻影探偵団』の制作に入るまで
以降、2016年の秋頃までの3年間、
バックギャモンをモチーフにしたゲーム企画は、
いつかやりたいと思っていたものの、後回しになっていました。
2016年はゲーム制作としては、
『迷家-マヨイガ-The Lost Village』に、
かかりっきりになっていた一年で、
やはり版権作品を預かってゲーム制作をするのは、大変なことでした。
次はリハビリするぐらいの軽い気持ちでやってみようと、
以前に凍結した企画を再検討したのが、
今回の『グラギャモン』のはじまりです。
・・・が、やってみるとリハビリではなく、だいぶ本気になってしまいましたねw
もうね、ゲーム盤の試作だけで、こんな感じですもん。。。。
さて、次回は手探りで始めた企画の再検討の日々について紹介したいと思います。
しばらくお付き合いください。
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