プレイ紹介 [■『迷家 The Lost Village』]
先日のコミケで発売された『迷家-マヨイガ-The Lost Village』。
すでに説明書のPDFを公開していますが、
普段アナログゲームを遊ばない方にもわかりやすいように、
ざっくりとですが、写真を使ってルール説明をしたいと思います。
3〜5人で遊べるゲームですが、今回は4人で遊んだ場合で説明します。
それでは、しばしお付き合いください。
『迷家-マヨイガ-The Lost Village』
それぞれの思惑や心の傷を抱え、
バスツアーに参加した30人の男女。
目的地は、納鳴村(ななきむら)と呼ばれる幻の村。
そこは現世のシガラミから解放された
ユートピアのはずだった……。
だが、彼らを待ち受けていたのは、
朽ちつつもわずかに生活の匂いが残る廃村と、
トラウマが具現化したバケモノ〈ナナキ〉だった!!
彼らはトラウマを乗り越え、
村から脱出することができるのだろうか!?
【ゲームの概要】
原作アニメをモチーフに、
30人のキャラクターの中から5人のチームを作り、
トラウマのバケモノ〈ナナキ〉と
5色のマインドマークの数を比べて対決するゲームです。
より多くの脱出ポイントを集めたプレイヤーが勝者になります。
ゲームに使用するカードは大きく分けて3種類。
『キャラクターカード』
異なる心の力を持つ5色+無色のキャラクターカード。
『マインドカード』
心の力を象徴する5色のカード+アイテムカード。
『ナナキカード』
トラウマが具現化した5色のナナキカード。
それぞれ『黄《信頼》』『青《純真》』『赤《勇気》』『緑《知恵》』『紫《愛情》』の
マインドマークと呼ばれる、カラーとアイコンに対応しています。
■ゲームの準備
ジャンケンなどで決めたスタートプレイヤーから順に、
上記のキャラクターカードの中から1枚選び、自分のチームに加えます。
4人プレイの場合は、1枚余りますので、山札に加えてください。
4人プレイでのゲーム開始時の様子です。
よくシャッフルした山札から、キャラクターカードをプレイ人数+1枚公開します。
ナナキカードの横に、キャラクターカードとマインドカードを山札から、
それぞれ1枚ずつ引き、裏面のまま配置します。
それではプレイ開始です。
プレイの流れを3つに分けて説明します。
1.仲間をスカウト(×4ラウンド)
このゲームのメインパートです。ナナキと対決する仲間を1ラウンドに1人ずつチームに加えていきます。
プレイヤーは時計回りに、下記のどちらかの行動をします。
1. 山札のマインドカードを1枚引き、
公開されているキャラクターカードの下に置きます(最高で3枚まで)。
2.欲しいキャラクターカードを、その下に置かれているマインドカードごと、
自分のチームに加える(ただしマインドカードが1枚以上置かれていること)。
キャラクターカードをチームに加えたプレイヤーは、そのラウンドは終了になります。
全プレイヤーが、キャラクターカードをチームに加えるまで繰り返します。
最後まで残ったキャラクターカードはナナキに取り込まれます。
キャラクターカードの下のマインドカードが3枚になるように山札から追加し、
4枚のカードをナナキに加えラウンド終了になります。
ラウンドの終了後、以下の手順に従い、
各プレイヤーのチームの編成と、ナナキの編成を行ってください。
■チームの編成
各プレイヤーはそれぞれのチームに加わった
キャラクターカードとマインドカードを色別に分けて列を作ります。
同色のキャラクターカードは重ねられます(どちらを上にするか、途中変更可能)。
無色のキャラクターカードは、どの色の列にも重ねられますが、
他のキャラクターカードと重ねることができません。
無色のキャラクターカードは、同色のキャラクターカードが加わった場合、
他色の列に移動してください。
■ナナキの編成
ナナキに取り込まれたキャラクターカードとマインドカードを、色別に分けて列を作ります。
アイテムカードがある場合は破棄します。
キャラクターカードとマインドカードを天地反転させ、
同じマインドマークのナナキカードの下に重ねます。
《勇気》が《狂気》に変わるように、
ナナキに取り込まれると、心の向きが逆転してゆくのです。
次のラウンドは、最後にキャラクターカードをチームに加えたプレイヤーから始めます。
『仲間をスカウト』を4ラウンド繰り返し、終了です。
最後に各プレイヤーは、各列のキャラクターカードの配置を確定してください。
各プレイヤーは5人組のチームで、強力に成長したナナキと対決します!!!!
2.ナナキとの対決
各プレイヤーはナナキと、各色それぞれのマインドマークの数を比べ合い、対決をします。
そのまえに、『ゲームの準備』で、ナナキに裏面で配られた
キャラクターカードとマインドカードを公開し、ナナキの編成に加えます。
ナナキ用のマインドマークが『MIND CARD』の場合、
そのカードを破棄して、新たなマインドカードを山札から1枚公開して、加えてください。
これにより、ナナキのマインドマーク数に修正が加わりました。
プレイする際は、表示されてるより、多少変化することを覚えておくといいでしょう。
さあ、いよいよナナキとの対決です!!
勝利:ナナキのマインドマーク数以上
カードの右上にある脱出ポイントを合計し、プラスポイントにします。
米同数の場合は、プレイヤーの勝利です。
敗北:ナナキのマインドマーク数未満
カードの右上にある脱出ポイントを合計し、マイナスポイントにします。
・ナナキに加わったアイテムカードは、破棄されます。
ナナキとの対決に敗北した色を裏返してみました。
『赤《勇気》』がマイナスポイントになったのがイタイですね。
伏せてあるカードがあるため、予想外の展開になることがあります。
今回は発生しませんでしたが、下記のようなケースもあります。
・『キャラクターカードに重ねられていないマインドカード』
『マインドカードを重ねていない無色のキャラクターカード』は、
脱出ポイントをすべてマイナスポイントにします。
・チーム内に、キャラクターカード、マインドカードの両方が1枚もない色の列では、
『ナナキとの対決』は発生しません。
3.納鳴村からの脱出(得点計算)
A.各色の脱出ポイント
『ナナキとの対決』で得た、各色の脱出ポイントを合計します。
B.アイテムカードの脱出ポイント
アイテムカードの脱出ポイントを合計します。
【アイテムカードについて】
マインドマークがなく、どの色にも属しませんが、
『ナナキとの対決』の勝敗に関わらず、確実に脱出ポイントを得ます。
C.特殊能力の脱出ポイント
ナナキに勝利した色の一番上に置かれたキャラクターカードが持つ、
特殊能力の脱出ポイントを合計します。
【特殊能力について】
キャラクターカードの下部に表示されています。
特定のアイテムやキャラを集めるなど、
それぞれの条件によって脱出ポイントを得ます。
A〜Cを合計し、脱出ポイントが
一番多いプレイヤーが勝者です。
それほど複雑なルールではないので、一度遊んで見れば感触がつかめると思います。
最後にプレイする際のコツをいくつかご紹介しておきます。
■最初に配られたキャラクターカードは脱出ポイントが5点もあります。
ナナキとの対決に敗北すると、大きなマイナス点になるので、
なるべく負けないようにしましょう。
■自分が欲しいキャラクターカードに、
他のプレイヤーが欲しくないマインドカードをつけるが理想です。
■5色あるマインドマークすべてを集めるのではなく、
3色ぐらいに絞ることを目標にプレイするとよいでしょう。
■多くの脱出ポイントを集めても、ナナキとの対決で負けてしまうと
大きなマイナス点になってしまいます。
まずはマインドマークを集めることを優先しましょう。
■ナナキにはかならずマインドカードが3枚補充された状態で取り込まれます。
キャラカードをマインドカードが少ない状態で引き取ると、
ナナキとの対決で負けやすくなります。
■一番最後にキャラクターカードを引き取るプレイヤーは、
どのキャラクターをナナキに取り込ませるか選ぶことができます。
他のプレイヤーが嫌がるものを残すようにしましょう。
■アイテムカードはナナキに取り込まれると捨て札になります。
ナナキを弱めたいときは、送りこむと良いでしょう。
機会があれば、ぜひ一度プレイしてみてください。
2016-08-19 23:33
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