手作りと量産 [-制作ノート]
ボードゲーム制作にかぎらず、ものづくりをする上で、
制作費の問題はつきものですね。
凝ったものを作ろうと思うと、どうしても制作費が上がり、
販売価格が高くなってしまいます。
『幻影探偵団』でも、販売価格との折り合いをつけるのに苦労しました。
しかし、ゲームマーケットでは、そういった制限を解除して、
手作り制作で素晴らしいコンポーネントを仕上げる方々がいらっしゃいます。
エルタイルズ、スチームウォーズ、チューリップバブル、マトリンゴなどなど、
こだわりの仕上がりに感動しつつ、その苦労を考えると、
あきらかに人の道を踏み越えた“阿修羅道”ゆえ、
けして脚を踏み入れてはならないと、堅く心に誓っていました^^。
でも、量産せずに、作り方を公開すれば、
興味を持ったユーザーさんが自主的に工作してくれるんじゃ????
なんていう、あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い期待を持って始めたのが、
『幻影探偵団 豪華版パーツ』の数々でした。
幻影探偵団のカスタマイズ
カスタマイズパーツのダウンロード
コンセプトとして、
・ガンプラレベルの工作で仕上がること
・100均や東急ハンズなどで入手しやすい部材を使う
・特殊な工具を使わない
というように、あくまで“お手軽工作”での提案で進めることにしてみました。
実際にやってみると、これが予想以上に難しい!
時計のジャンクパーツや、各種専門パーツを取り寄せ、
1点ものと割り切れば、もっと楽に作れるはずなのだが、
コンセプトどおりの仕様で、納得できるものを提案するのにだいぶ時間がかかりました。
仕上がったものは好評でしたが、
それでも、メッキを剥がすために重曹で煮たり、
接着剤を使用して貼り込むことに、ハードルが高いと感じる方もいたので、
“お手軽工作”という企画は難しいですね。
11月のゲームマーケット2015秋に向け、再々版を決めた時に、
『髑髏王ボード』を印刷して販売することや、
おまけとして『ふろく工作キット』を特典として封入することを検討しましたが、
それほど需要がないだろうと判断してボツにしています。
最終的には、書き溜めていたアイデアを元に、
拡張ルールを特典として用意することになりましたが、
実際に作っていたらどうなっていたのか気になるところです。
・・・が、ここで話が終わらない・・・
いよいよゲームマーケットが近づいてくると、
いろいろな手作り制作のコンポーネントの画像がtwitterで公開されるんです!!
うわぁ!スゲェ!!凝ってるな!!カッケェェ〜〜〜〜!!!!!!!
し、手裏剣削ってる!手描きかよ!!
レーザー?バァ〜〜〜〜〜ニングだと!?ネコかわいいッ!!!!
それらの画像を見ていると、ついつい自分でもやりたくなってしまいます・・・orz
結局は、無茶なスケジュールでの深夜作業の連続です。
気がつけば、勢い余って『招待状』に血糊を描いたり、化粧箱用の帯まで作っていました。
“お手軽工作”として提案したものですが、量産するにはやはり大変で、
気がつけばがっつり“阿修羅道”に踏み込んでいましたね・・・orz
結局、5部制作するのが限界でしたが、うかつに踏み込むと地獄を見ることを、
身を以て体験したゲームマーケットになりました。
やはり、手作り制作の場合は、よっぽど計画的にやらないとキツイですねぇ。
そういえば、ゲームマーケット用に『髑髏王のおめん』も作ってましたね。
すっかり忘れていましたw
こんなこと無計画でやってたら、そりゃ大変ですよwwww
それでも、ゲームマーケット当日、『豪華版パーツセット』が完売し、
試遊卓でも遊んでもらえたのは嬉しいことです。
再版の問い合わせを何回かいただいていますが、今のところ予定していません。
もし機会があれば部材を集め、工作していただけると、作者としては嬉しいかぎりです。
さて、次回は『再版での追加要素』について書いてみたいと思います。
ではでは。
制作費の問題はつきものですね。
凝ったものを作ろうと思うと、どうしても制作費が上がり、
販売価格が高くなってしまいます。
『幻影探偵団』でも、販売価格との折り合いをつけるのに苦労しました。
しかし、ゲームマーケットでは、そういった制限を解除して、
手作り制作で素晴らしいコンポーネントを仕上げる方々がいらっしゃいます。
エルタイルズ、スチームウォーズ、チューリップバブル、マトリンゴなどなど、
こだわりの仕上がりに感動しつつ、その苦労を考えると、
あきらかに人の道を踏み越えた“阿修羅道”ゆえ、
けして脚を踏み入れてはならないと、堅く心に誓っていました^^。
でも、量産せずに、作り方を公開すれば、
興味を持ったユーザーさんが自主的に工作してくれるんじゃ????
なんていう、あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い期待を持って始めたのが、
『幻影探偵団 豪華版パーツ』の数々でした。
幻影探偵団のカスタマイズ
カスタマイズパーツのダウンロード
コンセプトとして、
・ガンプラレベルの工作で仕上がること
・100均や東急ハンズなどで入手しやすい部材を使う
・特殊な工具を使わない
というように、あくまで“お手軽工作”での提案で進めることにしてみました。
実際にやってみると、これが予想以上に難しい!
時計のジャンクパーツや、各種専門パーツを取り寄せ、
1点ものと割り切れば、もっと楽に作れるはずなのだが、
コンセプトどおりの仕様で、納得できるものを提案するのにだいぶ時間がかかりました。
仕上がったものは好評でしたが、
それでも、メッキを剥がすために重曹で煮たり、
接着剤を使用して貼り込むことに、ハードルが高いと感じる方もいたので、
“お手軽工作”という企画は難しいですね。
11月のゲームマーケット2015秋に向け、再々版を決めた時に、
『髑髏王ボード』を印刷して販売することや、
おまけとして『ふろく工作キット』を特典として封入することを検討しましたが、
それほど需要がないだろうと判断してボツにしています。
最終的には、書き溜めていたアイデアを元に、
拡張ルールを特典として用意することになりましたが、
実際に作っていたらどうなっていたのか気になるところです。
・・・が、ここで話が終わらない・・・
いよいよゲームマーケットが近づいてくると、
いろいろな手作り制作のコンポーネントの画像がtwitterで公開されるんです!!
うわぁ!スゲェ!!凝ってるな!!カッケェェ〜〜〜〜!!!!!!!
し、手裏剣削ってる!手描きかよ!!
レーザー?バァ〜〜〜〜〜ニングだと!?ネコかわいいッ!!!!
それらの画像を見ていると、ついつい自分でもやりたくなってしまいます・・・orz
結局は、無茶なスケジュールでの深夜作業の連続です。
気がつけば、勢い余って『招待状』に血糊を描いたり、化粧箱用の帯まで作っていました。
“お手軽工作”として提案したものですが、量産するにはやはり大変で、
気がつけばがっつり“阿修羅道”に踏み込んでいましたね・・・orz
結局、5部制作するのが限界でしたが、うかつに踏み込むと地獄を見ることを、
身を以て体験したゲームマーケットになりました。
やはり、手作り制作の場合は、よっぽど計画的にやらないとキツイですねぇ。
そういえば、ゲームマーケット用に『髑髏王のおめん』も作ってましたね。
すっかり忘れていましたw
こんなこと無計画でやってたら、そりゃ大変ですよwwww
それでも、ゲームマーケット当日、『豪華版パーツセット』が完売し、
試遊卓でも遊んでもらえたのは嬉しいことです。
再版の問い合わせを何回かいただいていますが、今のところ予定していません。
もし機会があれば部材を集め、工作していただけると、作者としては嬉しいかぎりです。
さて、次回は『再版での追加要素』について書いてみたいと思います。
ではでは。
コメント 0