第2版を制作するまで [・制作ノート]
ここからはゲームマーケット2013春に販売した、
『傾国-KEIKOU-』第2版の制作過程をまとめていきます。
今回は第2版の制作を決めるまでの出来事です。
前回のゲームマーケット2012秋で販売した『傾国-KEIKOU-』の初版は、
少部数の生産でしたが、好評の声を聞くことができました。
手作業での生産でしたが、自分なりのベストを尽くせたと思います。
しかし、どうしても胸の中にくすぶるものがありました。
ちゃんと印刷してみたい。
ボードゲーム業界の流れは速く、次々と新作がリリースされ、
わずか半年後には旧作として扱われてしまいます。
そんな状況の中、『傾国-KEIKOU-』に需要があるのか大きな疑問でした。
そこでゲームマーケット終了後、いくつかのことを試してみました。
■ゲーム会に持ち込んでみる
今までのテストプレイと違い、ゲームマーケットでの販売後は、
興味を持っていただく機会が多くなりました。
作者自身がインストしたことも、興味を持っていただいた一因かもしれません。
■ショップに持ち込んでみる
いくつか専門店で同人ゲームと市場について、ご意見を伺うことができました。
今回はご迷惑になることも考え、お名前は出しませんが大変参考になりました。
■追加生産してみる
ゲームマーケットで購入できなかった方や、
参加できなかった方の意見を聞いてみたくなり、
またまた少部数ですが、追加生産してみました。
当初は自分で通販することも考えましたが、
最終的には名古屋のバネスト様にお願いすることになりました。
■コンポーネントの変更を検討してみる
初版のコンポーネントは大変好評でしたが、どうしてもコストがかかります。
チップなどのコンポーネントの一部を変更することや、
簡略化して小型化することを再考しています。
■別のゲームのアイデア出しをする
新作が形になれば、『傾国-KEIKOU-』の再版時期を延ばすこともできるし、
場合によっては、同時にリリースできるのではないかと思い、
いくつかのゲームを検討しました。
結果的には新作としてまとまることはありませんでしたが、
『傾国-KEIKOU-』のコンポーネントを使った追加ルールとして活かされています。
検討を進めているこの時期に、予想外の出来事もありました。
専門誌『ボードゲームナビ』でのレビュー掲載です。
ゲームマーケット前にもご紹介いただいた
WEBラジオ『ボードゲーム研究室!』の皆さんによる
同人ゲームの新作レビューに加えていただけたことは大きな励みになりました。
また、このブログのアクセス数も、
制作ノートや手づくり制作の過程を紹介するうちに上がり、
Twitterなどで応援していただいたことも大きな支えとなりました。
もちろん不安もありました。
『傾国-KEIKOU-』は、がんばって手づくりで制作したから話題になったけど、
印刷所で制作したら、他のゲームに埋もれてしまう。
という意見もいただいていたからです。
・・・あぁ、耳がイタイですねぇ^^
最後はやっぱり第2版を制作してみたいという気持ちが勝ちました。
2月の中旬に印刷用のテンプレートを取り寄せ、
第2版に向けての具体的な打ち合わせを進めることになりました。
第2版では、いくつかデザイン変更をしています。
その多くは実際に『傾国-KEIKOU-』を遊んでいただいた方の意見や、
遊んでいるプレイヤーの動きを見て改良したものです。
次回はそんな第2版のコンポーネントの変更点について紹介してみたいと思います。
つづく
『傾国-KEIKOU-』第2版の制作過程をまとめていきます。
今回は第2版の制作を決めるまでの出来事です。
前回のゲームマーケット2012秋で販売した『傾国-KEIKOU-』の初版は、
少部数の生産でしたが、好評の声を聞くことができました。
手作業での生産でしたが、自分なりのベストを尽くせたと思います。
しかし、どうしても胸の中にくすぶるものがありました。
ちゃんと印刷してみたい。
ボードゲーム業界の流れは速く、次々と新作がリリースされ、
わずか半年後には旧作として扱われてしまいます。
そんな状況の中、『傾国-KEIKOU-』に需要があるのか大きな疑問でした。
そこでゲームマーケット終了後、いくつかのことを試してみました。
■ゲーム会に持ち込んでみる
今までのテストプレイと違い、ゲームマーケットでの販売後は、
興味を持っていただく機会が多くなりました。
作者自身がインストしたことも、興味を持っていただいた一因かもしれません。
■ショップに持ち込んでみる
いくつか専門店で同人ゲームと市場について、ご意見を伺うことができました。
今回はご迷惑になることも考え、お名前は出しませんが大変参考になりました。
■追加生産してみる
ゲームマーケットで購入できなかった方や、
参加できなかった方の意見を聞いてみたくなり、
またまた少部数ですが、追加生産してみました。
当初は自分で通販することも考えましたが、
最終的には名古屋のバネスト様にお願いすることになりました。
■コンポーネントの変更を検討してみる
初版のコンポーネントは大変好評でしたが、どうしてもコストがかかります。
チップなどのコンポーネントの一部を変更することや、
簡略化して小型化することを再考しています。
■別のゲームのアイデア出しをする
新作が形になれば、『傾国-KEIKOU-』の再版時期を延ばすこともできるし、
場合によっては、同時にリリースできるのではないかと思い、
いくつかのゲームを検討しました。
結果的には新作としてまとまることはありませんでしたが、
『傾国-KEIKOU-』のコンポーネントを使った追加ルールとして活かされています。
検討を進めているこの時期に、予想外の出来事もありました。
専門誌『ボードゲームナビ』でのレビュー掲載です。
ゲームマーケット前にもご紹介いただいた
WEBラジオ『ボードゲーム研究室!』の皆さんによる
同人ゲームの新作レビューに加えていただけたことは大きな励みになりました。
また、このブログのアクセス数も、
制作ノートや手づくり制作の過程を紹介するうちに上がり、
Twitterなどで応援していただいたことも大きな支えとなりました。
もちろん不安もありました。
『傾国-KEIKOU-』は、がんばって手づくりで制作したから話題になったけど、
印刷所で制作したら、他のゲームに埋もれてしまう。
という意見もいただいていたからです。
・・・あぁ、耳がイタイですねぇ^^
最後はやっぱり第2版を制作してみたいという気持ちが勝ちました。
2月の中旬に印刷用のテンプレートを取り寄せ、
第2版に向けての具体的な打ち合わせを進めることになりました。
第2版では、いくつかデザイン変更をしています。
その多くは実際に『傾国-KEIKOU-』を遊んでいただいた方の意見や、
遊んでいるプレイヤーの動きを見て改良したものです。
次回はそんな第2版のコンポーネントの変更点について紹介してみたいと思います。
つづく
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