カード&ボードを作る [・印刷入稿にチャレンジ]
今回から萬印堂のテンプレートに、
『傾国-KEIKOKU-』のデザインをレイアウトしていきます。
まずはイメージしやすいカードです。
前回紹介した、こちらのテンプレートにレイアウトしていきます。
テンプレートには入稿時の注意事項などが記載されていますが、
作業をする時には必要ないので、レイヤーごと見えなくするか、削除するとよいでしょう。
入稿用の画像データはPhotshopで制作されています。
上の画像はイラストに幅広のフレームに変更した第2版の仕様です。
初版から修正を加えたものですが、レイヤー別のデータを残しておいたので、
作業をスムーズに行うことができました。
データは原寸より少し大きめのサイズで解像度は400dpi。
フレームはあらかじめ、テンプレートの比率に合わせておくと作業が楽です。
イラストについては、こちらも参考にしてください。
イラストを外注するときの注意点
テンプレートにレイアウトすると、こんな感じになります。
左上に数字、右下にキャラ名が加わっています。
これらの文字はテンプレートと同じ、Illustratorで制作したものです。
文字はなるべく画像データに盛り込まないようにしています。
蛇足になるかもしれませんが、ここで印刷用語を絡めてテンプレートの説明しておきます。
これらの印刷用語は頻繁に使われるので、覚えておくと便利です。
■実際のカードのサイズ(タチキリ)
今回は63mm×88mmのポーカーサイズで、3mmの角丸になります。
これより外側にある部分をヌリタシといい、
断裁がズレたときに紙の地が出ないようにするためのものです。
■文字などを回避するエリア
カードを断裁した時に、多少のズレが発生することがあります。
そんなときに断裁部分ギリギリに文字や重要なアイコンがレイアウトされていると、
切れてしまったり、バランスが悪く見えてしまいます。
テンプレートには、最低でも2mmほど内側に配置してもらうための
ガイドラインが入っています。
■カドトンボ
四隅にある二重のラインのことをいいます。
内側のラインが実際の印刷物のサイズ、
外側のラインがヌリタシを加えたサイズとなります。
■センタートンボ
印刷物の天地左右のセンター位置を示すラインです。
■ヌリタシ
印刷物を断裁した時に、多少のズレが発生しても紙の地がでないように、
画像を延長した部分のことをいい、ドブとも呼ばれます。
一般的には3mm幅になっています。
同じように制作されたカードの裏面も見てみましょう。
『傾国-KEIKOKU-』は赤青6枚の計12枚のキャラカードの表面に加え、
2枚ずつの裏面のデータを制作しています。
カードのテンプレートは1枚ずつ分かれた状態のもの。
これを印刷所の方で9枚ごとにまとめて、印刷することになります。
『REDCARD_1_OMOTE.ai』など、ファイル名を整理した上でフォルダーにまとめ、
分かりやすい状態で入稿するとよいでしょう。
出来上がったカードはこんな感じに納品されます。
9枚ごとにまとめられており、きれいに断裁されていますが、切り離された状態ではありません。
今回はコストを抑えるために、箱詰め、梱包は自分たちで行いましたが、
萬印堂ではそういったこともお願いできるので、
大量生産する場合や、コストに余裕がある場合は検討してみてはいかがでしょうか。
続いてはゲームボードです。
このテンプレートだけA3サイズのアートボートの外側にトンボがありますが、
確認したところ問題ないということなので、そのままレイアウトを進めています。
ゲームボードは初版のデザインをそのまま使用していますが、
元々印刷対応ができるようにヌリタシ部分の画像も含め制作していました。
注意点としてはカード同様、ギリギリの位置に文字などを配置しないことでしょうか。
デザインにもよりますが、タチキリから10mm離した方が見栄えがいいでしょう。
納品されたゲームボードです。
四つ折りボードなので、天地左右のセンタートンボの位置で折り曲がります。
こちらも角丸処理がされています。
あたりまえですが、手作業で制作された初版とは段違いの仕上がりです。
スプレーのりを片手に悪戦苦闘したことを思うといろんな意味で涙が出ます^^。
今回はカードとボードの紹介してみましたが、
なんとなくでも理解してもらえたでしょうか^^。
次はコインなどに使われる、円形チップについてです。
円形チップは、印刷されたものを厚紙に貼り、
さらに型抜きして制作されますので、
カードなどとは違った注意点が出てきます。
お楽しみに!!
『傾国-KEIKOKU-』のデザインをレイアウトしていきます。
まずはイメージしやすいカードです。
前回紹介した、こちらのテンプレートにレイアウトしていきます。
テンプレートには入稿時の注意事項などが記載されていますが、
作業をする時には必要ないので、レイヤーごと見えなくするか、削除するとよいでしょう。
入稿用の画像データはPhotshopで制作されています。
上の画像はイラストに幅広のフレームに変更した第2版の仕様です。
初版から修正を加えたものですが、レイヤー別のデータを残しておいたので、
作業をスムーズに行うことができました。
データは原寸より少し大きめのサイズで解像度は400dpi。
フレームはあらかじめ、テンプレートの比率に合わせておくと作業が楽です。
イラストについては、こちらも参考にしてください。
イラストを外注するときの注意点
テンプレートにレイアウトすると、こんな感じになります。
左上に数字、右下にキャラ名が加わっています。
これらの文字はテンプレートと同じ、Illustratorで制作したものです。
文字はなるべく画像データに盛り込まないようにしています。
蛇足になるかもしれませんが、ここで印刷用語を絡めてテンプレートの説明しておきます。
これらの印刷用語は頻繁に使われるので、覚えておくと便利です。
■実際のカードのサイズ(タチキリ)
今回は63mm×88mmのポーカーサイズで、3mmの角丸になります。
これより外側にある部分をヌリタシといい、
断裁がズレたときに紙の地が出ないようにするためのものです。
■文字などを回避するエリア
カードを断裁した時に、多少のズレが発生することがあります。
そんなときに断裁部分ギリギリに文字や重要なアイコンがレイアウトされていると、
切れてしまったり、バランスが悪く見えてしまいます。
テンプレートには、最低でも2mmほど内側に配置してもらうための
ガイドラインが入っています。
■カドトンボ
四隅にある二重のラインのことをいいます。
内側のラインが実際の印刷物のサイズ、
外側のラインがヌリタシを加えたサイズとなります。
■センタートンボ
印刷物の天地左右のセンター位置を示すラインです。
■ヌリタシ
印刷物を断裁した時に、多少のズレが発生しても紙の地がでないように、
画像を延長した部分のことをいい、ドブとも呼ばれます。
一般的には3mm幅になっています。
同じように制作されたカードの裏面も見てみましょう。
『傾国-KEIKOKU-』は赤青6枚の計12枚のキャラカードの表面に加え、
2枚ずつの裏面のデータを制作しています。
カードのテンプレートは1枚ずつ分かれた状態のもの。
これを印刷所の方で9枚ごとにまとめて、印刷することになります。
『REDCARD_1_OMOTE.ai』など、ファイル名を整理した上でフォルダーにまとめ、
分かりやすい状態で入稿するとよいでしょう。
出来上がったカードはこんな感じに納品されます。
9枚ごとにまとめられており、きれいに断裁されていますが、切り離された状態ではありません。
今回はコストを抑えるために、箱詰め、梱包は自分たちで行いましたが、
萬印堂ではそういったこともお願いできるので、
大量生産する場合や、コストに余裕がある場合は検討してみてはいかがでしょうか。
続いてはゲームボードです。
このテンプレートだけA3サイズのアートボートの外側にトンボがありますが、
確認したところ問題ないということなので、そのままレイアウトを進めています。
ゲームボードは初版のデザインをそのまま使用していますが、
元々印刷対応ができるようにヌリタシ部分の画像も含め制作していました。
注意点としてはカード同様、ギリギリの位置に文字などを配置しないことでしょうか。
デザインにもよりますが、タチキリから10mm離した方が見栄えがいいでしょう。
納品されたゲームボードです。
四つ折りボードなので、天地左右のセンタートンボの位置で折り曲がります。
こちらも角丸処理がされています。
あたりまえですが、手作業で制作された初版とは段違いの仕上がりです。
スプレーのりを片手に悪戦苦闘したことを思うといろんな意味で涙が出ます^^。
今回はカードとボードの紹介してみましたが、
なんとなくでも理解してもらえたでしょうか^^。
次はコインなどに使われる、円形チップについてです。
円形チップは、印刷されたものを厚紙に貼り、
さらに型抜きして制作されますので、
カードなどとは違った注意点が出てきます。
お楽しみに!!
2013-05-08 11:05
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